RZ-1 Aウイング・インターセプター(RZ-1 A-wing interceptor)はクワット・システムズ・エンジニアリング社が製造したくさび型のスターファイターである。クローン戦争期に銀河共和国が使用した戦闘機にインスピレーションを受けて設計されていた。銀河内戦中、共和国再建のための同盟が銀河帝国との戦いでこの戦闘機を使用した。
特徴
RZ-1 Aウイング・インターセプターはクワット・システムズ・エンジニアリング社によって製造された高速スターファイターである。クローン戦争時代に銀河共和国が使用したスターファイターの設計に影響を受けていた。Aウイングの機体はくさび型で全長は9.6メートル、ふたつのエンジンが船尾に配置されていた。Aウイングは2門のレーザー砲と震盪ミサイルで武装していた。また、この戦闘機はハイパードライブを搭載していた。
Aウイング・インターセプターは頻繁に改造が施されていた。反乱同盟軍内で使用されていた最も一般的なタイプは、速度を重視してシールド発生装置や重火器を取り除かれていた。一方、強力なシールドや脱出ポッドを搭載したAウイングも存在した。
歴史
銀河内戦以前
RZ-1 Aウイング・スターファイターは惑星クワットの企業クワット・システムズ・エンジニアリング社によって製造された。ジュン・サトー司令官指揮下の反乱組織には、“フェニックス中隊”というコードネームのAウイング部隊が存在した。
銀河内戦
銀河内戦中、共和国再建のための同盟が帝国軍との初期の戦いにAウイングを配備したところ、すぐにこの戦闘機の有用性が証明された。エンドアの戦いの準備中、Aウイングを支給されたグリーン中隊が同盟軍艦隊に加わった。彼らはランド・カルリジアン将軍の指揮下に入り、第2デス・スターへの攻撃に参加することになった。反乱同盟軍は帝国軍艦隊によって待ち伏せされ、苦戦を強いられたが、エンドアの地上に派遣されたハン・ソロ将軍の攻撃チームがシールド発生装置を破壊したことで、デス・スターへの直接攻撃が可能になった。ジェイク・ファーレルともう1名のパイロットがAウイングでデス・スター内部に侵入したが、TIEファイターの追っ手を分断するため、中央反応炉を目指すカルリジアンたちと別々に飛行することになった。
グリーン・リーダーを務めるアーヴェル・クライニッドのAウイングは、戦闘中に制御不能になり、スーパー・スター・デストロイヤー<エグゼクター>のブリッジに突っ込んだ。直前の攻撃でブリッジのシールドを失っていた<エグゼクター>は、Aウイングの激突が原因で撃沈することになった。また、エイドン・フォックスはAウイングに乗ってブレード中隊を指揮した。ブレード中隊は他のAウイングにも援護されながらインペリアル級スター・デストロイヤー<デヴァステイター>を攻撃した。
登場エピソード
参考資料
- Star Wars バトルフロント - ビークル - EA公式サイト
- スター・ウォーズ 100シーン (表記はA-ウィング・スターファイター)
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- スター・ウォーズ フォースの覚醒 レイのサバイバル日記
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- スター・ウォーズ プロパガンダ:銀河系における扇動絵画の歴史
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- A-wing fighter - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- A-wing Fighter - 公式データバンク
脚注
テンプレート:反乱同盟