STシリーズ軍事戦略分析及び戦術ドロイド(ST-series military strategic analysis and tactics droid)、別名STシリーズ・スーパー・タクティカル・ドロイド(ST-series super tactical droid)、あるいは単にスーパー・タクティカル・ドロイドはバクトイド・コンバット・オートマタ社が製造したTシリーズ軍事戦略分析及び戦術ドロイドの改良型。独立星系連合のバトル・ドロイドを率いる司令官としてクローン戦争に参加した。スーパー・タクティカル・ドロイドは分離主義勢力ドロイド軍の将軍を務めた。
特徴[]
- 「おれの仲間はうまくやってるようだ。降参するなら今だぞ」
「私のプログラムはお前のユーモアを理解できない」 - ―ガラゼブ・オレリオスとカラーニ[出典]
バクトイド・コンバット・オートマタ社製のスーパー・タクティカル・ドロイドはTシリーズ軍事戦略分析及び戦術ドロイドの欠点を補うために開発された。このドロイドはTシリーズと同様ヒューマノイド型の体格で、全長1.94メートルだった。スーパー・タクティカル・ドロイドは戦場でバトル・ドロイドの軍隊を指揮し、敵に捕えられても尋問に抵抗するようプログラムされていた。
歴史[]
- 「民心は恐怖で取り戻せる」
- ―カラーニ[出典]
クローン戦争中、ドゥークー伯爵はスーパー・タクティカル・ドロイドのカラーニ将軍をオンダロンへ派遣した。この星は分離主義者のサンジェイ・ラッシュ王によって統治されていたが、前任者ラムシス・デンダップの復帰を望む反乱軍が結成され、首都イジズで内戦が勃発していた。カラーニは反乱軍を徹底的に撲滅するべきだと考えていたが、オンダロン近衛兵のアケナーセン・タンディン将軍は和解も視野に入れた作戦を立てていた。結局、タンディンはラッシュ王やカラーニに愛想を尽かして反乱軍に離反し、デンダップ王の解放に力を貸す。オンダロンのドロイド軍が敗北した後、ドゥークー伯爵はカラーニに命じて用済みとなったラッシュ王を殺し、部隊を惑星アガマーへ引き揚げさせた。
オート=オーという名のスーパー・タクティカル・ドロイドは分離主義勢力の暗号化モジュールを運ぶドレッドノート艦を指揮した。共和国はモジュールを奪取するためD分隊を送りこみ、オート=オーは分隊の一員であるR2-D2によって破壊された。その後、D分隊は惑星アバファー上空で分離主義者に乗っ取られたヴェネター級スター・デストロイヤーに忍び込んだ。この軍艦にはスーパー・タクティカル・ドロイドが1体乗り込んでいたが、共和国戦略会議への特攻で破壊された。
スーパー・タクティカル・ドロイドのクラーケンはリンゴ・ヴィンダの戦いでトレンチ提督を補佐した。共和国軍のクローン・トルーパーCT-5385(タップ)がジェダイ将軍のティプラーを殺害した際、トレンチはドゥークーの命令でタップを生け捕りにした。クラーケンはタップを運ぶシャトルを指揮したが、ジェダイのアナキン・スカイウォーカーが船内に忍びこみ、尋問に口を割らないクラーケンを破壊した。しかしクラーケンはのちに修復され、スキピオの戦いにも参加する。クラーケン率いる分離主義勢力宇宙軍はインターギャラクティック銀行グループの支配権をめぐる陰謀に加担した。
登場作品[]
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