T-6シャトル(T-6 shuttle)、別名ジェダイT-6シャトル(Jedi T-6 shuttle)はジェダイ・オーダーの輸送船として使用された非武装のシャトルである。ナブー危機以前に開発され、クローン戦争で頻繁に使用された。半円型の船体と回転式の翼を持ち、ハイパードライブを搭載していた。T-6シャトルのデザインはA/SF-01 Bウイング・スターファイターに影響を与えた。
特徴[]
ジェダイのT-6シャトルは半円型の船体を持つ輸送船だった。中心部にエンジンとコックピットがあり、その周りで平べったい翼を回転させることができた。翼の回転機能は惑星の表面に着陸する際や、スターシップや宇宙ステーションとドッキングする際の助けとなった。機体の全長は22.8メートルで、ハイパードライブを搭載していた。ジェダイ・オーダーはもともと平時の乗り物としてT-6シャトルを使ったため、船体に武器は搭載されていなかった。窮屈なジェダイ・スターファイターと比べると、内装の広いT-6シャトルは遥かに快適にハイパースペースを航行することができた。
非常時に備え、T-6シャトルは射出座席と緊急サバイバル・カプセルを搭載していた。機体から脱出した乗組員は、柔軟なクッション機能を果たすサバイバル・カプセルに包まれた。また、T-6シャトルは遭難信号の発信器を装備していた。クローン戦争期、T-6シャトルは共和国グランド・アーミーを象徴する赤と白にペイントされ、銀河共和国の紋章が翼に描かれていた。
歴史[]
T-6シャトルはナブーの侵略以前からジェダイ・ナイトの外交船として使用されていた。フィニス・ヴァローラム最高議長からパイク・シンジケートとの交渉任務を依頼されたジェダイ・マスター・サイフォ=ディアスは、議長の個人秘書を務めるシルマンと共にT-6シャトル775519に乗り込んだ。サイフォ=ディアスを殺してクローン軍団製造事業を乗っ取ろうと企んでいたドゥークー伯爵は、パイクに依頼してオーバ・ディアの月上空でT-6シャトルを撃墜させた。サイフォ=ディアスはシャトル墜落時に命を落としたが、シルマンは生き延びてパイクの捕虜になった。サイフォ=ディアスの死体は回収されたが、彼が乗っていたT-6シャトルは約10年に渡ってオーバ・ディアの月の砂漠に取り残された。
クローン戦争終盤、オーバ・ディアの月から発信された救難信号がジェダイ・テンプルで傍受された。プロ・クーン将軍とコマンダー・ウォルフのウルフパック部隊が現地に派遣され、信号の出所を調査した。彼らは激しい砂嵐の中でT-6シャトルの残骸を発見し、それがサイフォ=ディアスの物であることに気付いた。クーンはウォルフに命じ、墜落現場にあった全ての物をコルサントに持ち帰った。この発見をきっかけに、ジェダイ・オーダーはサイフォ=ディアスの死に関する本格的な調査を開始した。
反乱同盟軍が銀河内戦期に使用したA/SF-01 Bウイング・スターファイターのデザインは、T-6シャトルやV-19トレント・スターファイターの影響を受けていた。[3]
登場作品[]
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参考資料[]
- スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- Jedi T-6 shuttle - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- Jedi T-6 Shuttle - 公式データバンク