Wookieepedia
登録
Advertisement

「Xウイングのパイロットが市民に愛されているのは、彼らが反乱同盟軍の偉大な英雄だったからよ。そうでしょう? 人々は戦争を忘れたわけではないの。ただ、何もかもはるか昔のことだというだけ」
ヴァリッシュ・ヴィクリー[出典]

T-65B Xウイング・スターファイター(T-65B X-wing starfighter)は、インコム社が製造した単座式の戦闘機である。銀河内戦中、共和国再建のための同盟によって使用された。Sフォイルと呼ばれる2組の翼を持ち、戦闘時にはこの翼がX型に展開した。4門のレーザー砲を持ち、パイロットを補佐するアストロメク・ドロイドエンジンの近くに乗り込んだ。

特徴[]

機体[]

「Xウイング…反乱同盟軍、そして我ら新共和国の屋台骨! バランスの取れた機体で、帝国艦隊のどんな戦闘機や主力艦でも相手取れる」
ゼレルダ・セージ[出典]

T-65B Xウイングはインコム社が製造したXウイング・スターファイターの一種であり[2]、多用途の制宙戦闘機である。[13] そのサイズからスナブ=ファイターとして一括りにされることもあった。この戦闘機はパイロット1名とアストロメク・ドロイド1体によって運用され、細長い主船体に4枚の翼と4基の亜光速エンジンを備え、コックピットの後方にアストロメク・ソケットが設けられていた。[9] インコム社のエンジニアたちは、4枚の翼が攻撃モードになると「X」字型に展開することにちなみ、この戦闘機をXウイングと名付けた。翼はふだんは二層に重なるように折りたたまれ、まるで左右1枚ずつしかないような見た目になった。Xウイングはいずれの状態でも正面からの被弾面積が小さく、狙いを定めにくい標的となった。全長は13.4メートル(44フィート)、横幅は11.76メートル(38フィート7インチ)、全高は2.4メートル(8フィート1インチ)。[2] 重量は10メトリック・トン[4]

Sフォイル[]

「Sフォイル、戦闘配置」
ガーヴェン・ドレイス[出典]

Xウイングの翼の展開機構はSフォイルと呼ばれ、ストライク・フォイルやスタビライザー・フォイルとしても知られた。二枚に折りたたまれた状態は巡航(cruise)モード、展開された状態は攻撃(attack)モードと呼ばれ、機体中央のSフォイル・サーボ駆動装置によって制御された。展開された翼は偏向シールドを分配する役目を果たし、Sフォイルに搭載されたシールド発生装置が自動的に機体の保護エネルギー・フィールドを拡大させた。スタビライザー・フォイルという別名の通り、Xウイングの翼は大気圏内を飛行する際の安定翼となった。しかしインコム社とサブプロ社が共同開発したARC-170スターファイターのSフォイルと違い、XウイングのSフォイルには兵器が搭載されており、Sにはスタビライザーだけでなくストライクの意味も含まれた。[2]

操縦系統[]

「じゃあ、スカイジャンパーの操縦ができたから、Xウイングも飛ばせたってこと?」
「スカイホッパーだよ。だけど、うん、操縦方法は似ている」
アヤ=グロンとルーク・スカイウォーカー[出典]

パイロットはコックピットからフライト・コントロールや照準コンピューターにアクセスすることが出来た。パイロットの補佐役を務めるアストロメク・ドロイドはエンジンの近くにあるソケットに収まった。Xウイングの機体制御は、同じインコム社によって製造されたエアスピーダーT-16スカイホッパーのそれとよく似ていた。

武装[]

戦闘機の4門のレーザー砲はそれぞれの翼の端に搭載されていた。胴体の下部の中ほどにある溝には、2門のプロトン魚雷発射管があった。

歴史[]

Battle of Yavin

デス・スターを破壊するために出撃した反乱軍のXウイング

Xウイングの設計は、クローン戦争期に使用されていた翼を持つスターファイター(例えば一般的なZ-95ヘッドハンターや火力の高い攻撃型偵察機170スターファイター)の運用実績から得られた教訓を取り入れて進められた。

銀河内戦中、共和国再建のための同盟銀河帝国との戦いにこのスターファイターを投入した。衛星ヤヴィン4にあった反乱軍の秘密基地には、Xウイングの1中隊が配備されていた。ヤヴィンの戦いでは、迫りくるデス・スターバトル・ステーションを破壊するためにXウイングから成るレッド中隊が派遣された。反乱軍に加わったばかりのルーク・スカイウォーカーもこの中隊の一員としてXウイングに乗り込んだ。多数のXウイングが撃墜されたが、スカイウォーカーはデス・スターの排熱孔に魚雷を撃ちこみ、反乱軍を勝利に導いた。スカイウォーカーの他にこの戦いを生き延びたXウイング・パイロットはウェッジ・アンティリーズひとりだけだった。

ヤヴィンの戦いの後、反乱軍は惑星ホスに設置された新しい本拠地エコー基地にXウイング部隊を移動させた。秘密基地の存在が帝国に暴かれ、ホスの戦いが始まると、反乱軍はGR-75中型輸送船を安全に脱出させるためXウイングにエスコートを任せた。当時新人のXウイング・パイロットだったエイドン・フォックスは、彼の妻も乗り込んでいた輸送船の防衛に割り当てられた。しかし、この輸送船は帝国の封鎖を突破することが出来なかった。Xウイングに乗ってホスの戦場を脱出したルーク・スカイウォーカーは、反乱軍の再合流地点ではなく、ジェダイ・マスターヨーダのいる惑星ダゴバへ向かった。ジェダイ訓練を受けた後、彼は仲間を助けるためXウイングでベスピンクラウド・シティへ赴いた。

反乱同盟軍のXウイング部隊は一大決戦となったエンドアの戦いにも参加した。帝国の第2デス・スターを破壊するため、ウェッジ・アンティリーズ率いるレッド中隊が出撃した。複数のXウイングが破壊されたものの、アンティリーズはランド・カルリジアン将軍の乗る<ミレニアム・ファルコン>と共にデス・スター内に侵入し、ステーションの反応炉を破壊することに成功した。

Xウイングはジャクーの戦いにも参加した。エンドアの戦いから30近く経った後も、惑星ジャクー砂漠にはXウイングの残骸が取り残されていた。また、当時レジスタンス勢力はT-70という新型のXウイングを使用していた。

登場作品[]

XwingTargetingComp

Xウイングの照準コンピューター

参考資料[]

脚注[]

Advertisement