- 「ああ、T-7イオン・ディスラプターね。使用禁止の武器で、船一隻の電気回路を破壊することができる」
「禁じられている理由はべつだ……」 - ―サビーヌ・レンとガラゼブ・オレリオス[出典]
T-7イオン・ディスラプター・ライフル(T-7 ion disruptor rifle)は宇宙船の機能を停止させたり、複数の敵を同時に倒すために開発された高火力のディスラプター・ライフル。有機体に向けて発射すると破壊的なダメージを及ぼした。このライフルはラサット種族をほぼ絶滅状態に追い込み、あまりに危険であることから帝国元老院によって銀河帝国内での使用を禁止された。ヤヴィンの戦いの5年前、帝国が密かにT-7ディスラプターを入手しようとしていることを知った<ゴースト>の反乱者たちは、ガレルの宇宙港で武器の積み荷を奪取した。
特徴[]
T-7イオン・ディスラプター・ライフルは宇宙船の機能停止や有機体の抹殺に使用された長い銃身のライフルである。T-7ディスラプターの銃撃を受けた有機体は原子レベルに崩壊し、苦痛を伴いながらゆっくりと死に至った。ライフルの末端には銃撃時の反動を吸収するために大きな銃床があり、パワー・セルは中央部にあった。T-7ディスラプターはイオン化されたプラズマを発射した。
歴史[]
銀河帝国による惑星ラサンへの攻撃が行われた際、帝国保安局のエージェント・アレクザンダー・カラスはラサット種族に対してT-7ディスラプター・ライフルを使用する許可を出した。ラサットの大半がラサン陥落時に命を落とし、帝国元老院では有機体に対して恐ろしい効果を持つディスラプターの使用禁止令が可決された。
ヤヴィンの戦いの5年前、複数のT-7ディスラプターが製造され、アクアリッシュの武器商人アムダ・ワボによって取り引きされていた。ロザルの帝国大臣マーケス・チュアがワボとの取り引きを開始した際、オルデランのベイル・オーガナ元老院議員は2体のドロイドC-3POとR2-D2をチュアのもとへ送りこみ、密かにディスラプターを破壊しようとした。一方、ロザルを拠点に活動する<ゴースト>の反乱者たちも帝国のディスラプターを狙っていた。彼らは活動資金を捻出するためディスラプターを犯罪王シカトロ・ヴィザーゴに売るつもりだった。反乱者たちはガレル・シティ宇宙港でディスラプターの積み荷を盗み出したが、ヴィザーゴのキャンプでエージェント・カラスの部隊に襲撃された。R2-D2の提案に従い、反乱者たちはディスラプターを爆弾代わりに使って帝国軍を撃退した。また、一部のディスラプターはヴィザーゴの手に渡った。