- 「輸送船TB-73、こちらキャプテン・レックス。応答せよ」
- ―クローン・キャプテン・レックス[出典]
TB-73はクローン戦争期に使用された銀河共和国のペルタ級フリゲート。第二次ジオノーシスの戦いの後、TB-73は惑星ダントゥインに医薬品を届けるためオード・セスタス医療ステーションへの補給任務を任された。しかし、TB-73のクローン・トルーパーはジオノージアン・ブレイン・ワームに洗脳されてジェダイに反抗し、フリゲートを乗っ取ろうとした。パダワン・アソーカ・タノとバリス・オフィーはトルーパーを操る寄生虫の存在を突き止めて船の危機を救った。
特徴[]
TB-73はクワット・ドライブ・ヤード社が製造した標準的なペルタ級フリゲートだった。TB-73の船体は白く、機首の上部だけ赤いマーキングが施されていた。TB-73の船内には通路を封鎖する遮断シールドが搭載されており、ブリッジ等の一区画を隔離することができた。また、このフリゲートには共和国グランド・アーミーの中隊を収容できる宿舎や食堂があった。
歴史[]
クローン戦争序盤、TB-73はアウター・リム・テリトリーの惑星ジオノーシスで発生した二度目の戦いに派遣されていた。戦いが終わった後、ジェダイ・パダワンのバリス・オフィーとアソーカ・タノは惑星ダントゥインで戦う友軍に医薬品を届けるため、TB-73でオード・セスタス医療ステーションへ向かうことになった。タンゴ中隊のクローン・トルーパーが任務に同伴したが、隊員のサイスはジオノーシスを離れる直前にジオノージアン・ブレイン・ワームに取り付かれていた。TB-73がジオノーシスを離れ、ハイパースペースに飛びこんだ後、サイスはブレイン・ワームの卵を兵舎にばらまいて他のクローンもワームの洗脳下に置いた。共和国のフリゲートを乗っ取るため、ワームに支配されたトルーパーたちはTB-73のブリッジでパイロットを射殺した。
オフィーとタノは食堂でトルーパー・オックスとエッジに襲われ、クローンの異変に気付く。彼女たちはクローン・ルテナント・トラップを止む無く殺害し、ジオノーシスの寄生虫がトルーパーを操っていることを突き止めた。タノはフリゲートの通信室へ急ぎ、マスターのアナキン・スカイウォーカーや、医療ステーションにいるキット・フィストーに連絡を取った。一方、オフィーは船の乗っ取りを阻止するため制御室へ向かったが、トルーパーの罠に嵌まってワームに取り付かれてしまう。タノはスカイウォーカーからブレイン・ワームが寒さに弱いことを教わり、TB-73の冷却システムを最大出力にした。その直後、タノはブリッジでオフィーに襲撃されたが、彼女の口内から姿を現したブレイン・ワームをライトセーバーで切り裂くことに成功する。その後、TB-73はリパブリック・タグボートのトラクター・ビームに牽引されて医療ステーションにドッキングし、フィストーの部隊が氷点下の船内からパダワンやトルーパーを救い出した。
司令官と乗組員[]
TB-73はクローン・トルーパー・パイロット2名によって運用されていた。第二次ジオノーシスの戦いの直後、ジェダイ・パダワンのアソーカ・タノとバリス・オフィーがダントゥインへの補給任務へ向かうTB-73を指揮した。また、ルテナント・トラップ指揮下のタンゴ中隊がこの任務でTB-73に乗り込んだ。
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – ブレイン・インベーダー (初登場)