TIEアドバンストx1(TIE Advanced x1)、別名TIE/adはサイナー・フリート・システムズ社が製造したTIEシリーズ・スターファイターの最新鋭試作型の一種である。TIEアドバンストv1プロトタイプをさらに改良したスターファイターで、シールド発生装置に対して効果的な高性能目標追跡システムを搭載していた。
特徴[]
TIEシリーズのスターファイターを設計するにあたり、サイナー・フリート・システムズ社はクワット・システムズ・エンジニアリング社の製品であるVウイングやイータ2アクティス級軽インターセプターの設計を大いに参考にした。サイナー社はまた、旧リパブリック・サイナー・システムズ社が製造したスター・クーリエ<シミター>を基に局所的な改良と極秘の新技術を加えたアドバンスト・モデルを実験開発した。そのひとつがTIEアドバンストv1であり、プロトタイプのさらなる改良によってハイパードライブと偏向シールド発生装置を搭載したTIEアドバンストx1が生み出された。アドバンストx1ラインの改造型初期試作機にはダース・ヴェイダーが自ら搭乗した。ヴェイダーの戦闘機は優れたスピードと火力を誇り、2連ブラスター砲とクラスター・ミサイル発射装置を搭載していた。またヴェイダーはアーマー・スーツで乗り込むためにカスタムメイドのコックピットを用意させ、湾曲した翼に高出力のソーラー・セルを取り付けさせていた。
歴史[]
ヤヴィンの戦いの数年前、シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーはTIEアドバンストを操縦して反乱分子と戦った。彼は反乱者の艦隊の中へと飛び込み、敵の旗艦である<フェニックス・ホーム>を破壊した。
ダース・ヴェイダーはヤヴィンの戦いでもTIEアドバンストx1に乗り込んだ。彼はTIE/ln制宙スターファイターから成る部隊を指揮し、デス・スター・バトル・ステーションを防衛するために共和国再建のための同盟のT-65B XウイングやYウイング・スターファイター中隊と戦った。ヴェイダーは反乱軍部隊の生き残りを追い詰め、ビッグズ・ダークライター機を撃墜し、ウェッジ・アンティリーズ機を戦線離脱させたが、<ミレニアム・ファルコン>の妨害に遭って最後のひとりであるルーク・スカイウォーカーを倒すことができなかった。ヴェイダーのTIEアドバンストが制御を失って離れていった後、スカイウォーカーのXウイングはデス・スターの破壊に成功した。
登場作品[]
- Star Wars バトルフロント II
- ロスト・スターズ
- ロスト・スターズ ウェブコミック版
- スター・ウォーズ 反乱者たち/ロザルに立ちこめる暗雲
- 反乱者たち – シスの秘密
- スター・ウォーズ:ベイダー ダーク・ヴィジョンズ
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (初登場)
- スター・ウォーズ アニュアル 4
- スター・ウォーズ:ダース・ベイダー
- スター・ウォーズ:ダース・ベイダー 偽りの忠誠
- ダース・ベイダー アニュアル 1
- スター・ウォーズ:ベイダー・ダウン
- スター・ウォーズ:ダース・ベイダー 断たれた絆
- スター・ウォーズ:ハービンジャー最後の飛行
- スター・ウォーズ:星々のあいだ
- スター・ウォーズ:希望は死せり
- スター・ウォーズ コマンダー
- スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ コミック版 (おもちゃが登場)
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第17号 (スターシップ・ファクトファイル:タイ・アドバンストx1プロトタイプ)
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- スター・ウォーズ:オン・ザ・フロントライン
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- Darth Vader's TIE Fighter - 公式データバンク
- TIE fighter - 公式データバンク