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TIE/saボマーは[[TIEアドバンストx1]]プロトタイプと同じく湾曲した翼を持ち、大量の重火器を積載した状態でもスピードと操作性が最大限まで引き上げられていた。TIEボマーは他のTIEモデルと違って中央ポッドを2つ持ち、右舷は[[パイロット]]が乗り込む[[コックピット]]、左舷は武器弾薬用のベイになっていた。コックピット・ポッドは前部[[レーザー砲]]と標準的な[[トランスパリスチール]]・[[ビューポート]]を装備し、パイロットが長距離の爆撃飛行で船を放棄しなければならない場合に備えて脱出用の[[イジェクター・シート]]が備わっていた。 |
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2019年8月11日 (日) 18:49時点における版
- 「このおんぼろで逃げるのか?」
「この船は頑丈よ。どう? あなたに飛ばせる?」
「何だって飛ばせるさ」 - ―ウェッジ・アンティリーズとサビーヌ・レン[出典]
TIE/saボマー(TIE/sa bomber)、通称TIEボマーはサイナー・フリート・システムズ社が製造したTIEシリーズの爆撃機である。惑星や宇宙船に対する爆撃用に設計され、銀河帝国の宇宙軍によって使用された。TIEボマーはツイン・イオン・エンジンやソーラー・コレクターといったTIEシリーズ特有の装備に加え、レーザー砲、震盪ミサイル、サーマル・デトネーター、プロトン魚雷など、多彩な兵器を搭載することができた。
特徴
TIE/saボマーはサイナー・フリート・システムズ社が銀河帝国の軍隊のために開発したTIEシリーズのスターファイターである。軽ボマーに分類される本機は、TIEシリーズの他の戦闘機と同様にツイン・イオン・エンジンとソーラー・コレクター・パネルを搭載していた。TIEボマーの全長は7.9メートルで、横幅10.6メートル、全高は5.4メートルだった。帝国特有の目立たないカラーリングを踏襲し、TIEボマーは青みがかった灰色に塗装されていた。
TIE/saボマーはTIEアドバンストx1プロトタイプと同じく湾曲した翼を持ち、大量の重火器を積載した状態でもスピードと操作性が最大限まで引き上げられていた。TIEボマーは他のTIEモデルと違って中央ポッドを2つ持ち、右舷はパイロットが乗り込むコックピット、左舷は武器弾薬用のベイになっていた。コックピット・ポッドは前部レーザー砲と標準的なトランスパリスチール・ビューポートを装備し、パイロットが長距離の爆撃飛行で船を放棄しなければならない場合に備えて脱出用のイジェクター・シートが備わっていた。
武器弾薬ベイは2つのセクションに分かれていた。前部の武器弾薬ベイには震盪ミサイル8発、またはプロトン魚雷を4発搭載することができた。主要武器弾薬ベイには震盪ミサイル8発およびプロトン魚雷4発、またはプロトン爆弾8発およびサーマル・デトネーター64個、または軌道機雷6基、またはストームトルーパーを載せることができた。武器弾薬ポッドの下部にはT-s7b照準コンピューターや398X爆撃照準器といった照準システムと連携した爆弾投下用シュートが設置されていた。また、ポッドには前方射撃や魚雷用のミサイル・ポートもあった。
役割
TIE/saボマーは設置兵器やトラップへの攻撃において帝国の主力航空支援機として活躍した。TIEボマーはしばしば攻撃作戦の最前線を飛行し、スター・デストロイヤーの司令官からの指示のもと、宇宙空間にいる主力艦や地上の建物といった大型の標的に対して絨毯爆撃を行った。
歴史
初期反乱運動
TIEボマーはサイナー・フリート・システムズ社によって製造され、銀河帝国の爆撃機として使用された。[1] 11 BBY当時、レイ・スローネが艦長を務めるインペリアル級スター・デストロイヤー<アルティメイタム>にTIEボマーが積載されていた。ゴース紛争のさなか、スローネ艦長はデネトリアス・ヴィディアン伯爵の乗る<フォーリジャー>を攻撃するためTIEボマーを使用した。[2]
3 BBY、スペクターズ反乱分子とライロス解放運動のメンバーは惑星ライロス上空に浮かぶクエーサー・ファイア級クルーザー=キャリアーの奪取を企て、盗んだTIEボマーを潜入任務に利用した。彼らはフェニックス中隊との交戦でダメージを負った友軍機を演じ、クルーザー=キャリアーに着艦することに成功した。反乱者たちがキャリアーを制圧した後、帝国軍は司令クルーザーから4機のTIEボマーを送り出し、敵に奪われたキャリアーを破壊しようとした。しかし反乱者たちはレーザー砲で魚雷を迎撃してダメージを軽減し、ボマーを全て撃墜する。その後反乱者のサビーヌ・レンとチャム・シンドゥーラはキャリアーに駐機されていたボマーの1機に大量の爆薬を詰め込み、ジェダイ・パダワンのエズラ・ブリッジャーがフォースを使ってこの機体をハンガーの外へ放り出した。このTIEボマーはチャムの狙撃で大爆発を起こし、帝国の司令クルーザーを破壊した。[3]
2 BBY、反乱者のサビーヌ・レン、帝国軍士官候補生のウェッジ・アンティリーズ、デレク・クリヴィアンは惑星モントロスにあるスカイストライク・アカデミーから脱出する際にTIEボマーを使用した。3人の乗るボマーはヴァルト・スケリス大尉が操縦するTIE/INインターセプターに追撃されたが、モントロスの上空で無事に反乱軍のCR90コルベットと合流することができた。[4] 同じ年、カシウス・コンスタンチン提督は惑星マイカポの上空における戦いでTIEボマーを出撃させ、アイアン戦隊のYT-2400軽貨物船<サトーズ・ハンマー>にマグノ=マインを取り付けさせた。[5] またブランソン艦長はジオノーシスで反乱軍の侵入を確認した際、敵の居場所を突き止めるためTIEボマー2機を送り出したが、<ゴースト>によって撃ち落とされてしまった。[6]
銀河内戦
ヤヴィンの戦いの後、キーナー提督はモンスア星雲で反乱同盟のメンバーと思しき宇宙船を追跡した。キーナーは敵をあぶり出すためTIEボマー部隊に星雲内の惑星の爆撃を指示する。しかしプリンセス・レイア・オーガナ、密輸業者ハン・ソロ、サナ・スタロスは宇宙船<ヴォルト・コブラ>でTIEボマーやTIEファイター、スター・デストロイヤーの攻撃を振り切り、モンスア星雲から逃げ去った。[7] またアンサン・プライムでは、ドクター・アフラの宇宙船<アーク・エンジェル>を無力化するためイオン魚雷を装備したTIEボマーが配備されたが、ダース・ヴェイダーの提案で作戦が変更され、使用には至らなかった。[8]
登場エピソード
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参考資料
- スター・ウォーズ 100シーン
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ フォースの覚醒 レイのサバイバル日記
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- 最後のジェダイ:ボマー・コマンド
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- TIE fighter - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- TIE Bomber - 公式データバンク
脚注
テンプレート:帝国軍