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「一度こいつを飛ばしてみたかった」
ポー・ダメロン[出典]

TIE/sf制宙戦闘機(TIE/sf space superiority fighter)、通称SF TIEファイター(SF TIE fighter)はサイナー=ジェイマス・フリート・システムズ社が製造したファースト・オーダー特殊部隊用2人乗りスターファイター。標準的なTIE/foよりも攻撃力が高く、主砲の前部レーザー砲に加えて底部重レーザー砲塔、ミサイル・ランチャーといった強力な兵器を装備していた。また、TIEシリーズ特有のイオン化反応炉の他に重水素パワー・セルを搭載していたため、エンジン、兵器、シールド発生装置に大量のエネルギーを供給することができた。TIEパイロット砲手は中央部のコックピットに背中合わせで乗り込み、360度の多彩な攻撃を繰り出した。

TIE/sfモデルは従来のTIEシリーズと違ってハイパードライブを備えていたため、基地や母艦から遠く離れた場所での作戦を遂行することができた。TIE/sfは偵察から戦闘行動までさまざまな任務に対応し、TIE/foと並んでレジスタンスとの紛争で活躍した。レジスタンスのパイロットポー・ダメロンストームトルーパーの反逆者FN-2187は奪ったTIE/sfでリサージェント級スター・デストロイヤーファイナライザー>から脱出した。

特徴[]

概要[]

サイナー=ジェイマス・フリート・システムズ社が製造したファースト・オーダーのTIE/sf制宙戦闘機は、伝統的なTIEシリーズに属す2人乗りスターファイターである。全長は6.69メートルで、球状のコックピットや2枚のソーラー・エネルギー集積パネルという基本的な外観は銀河帝国が使用したTIE/ln制宙スターファイターやファースト・オーダーのTIE/fo制宙戦闘機とほとんど変わりなかった。しかしTIE/sfは大量の動力を供給する燃料装置のおかげでTIE/foよりもはるかに強力な兵器を搭載することができた。2名の乗員(パイロット砲手)はファースト・オーダー特殊部隊に属すエリートで、コックピットに背中合わせで乗り込んだ。[1]

燃料と推進装置[]

「こいつの動き、すごいな!」
ポー・ダメロン[出典]

TIE/sfは発電効率の高い充電済み重水素パワー・セルを搭載していた。パワー・セルは中央コマンド・ポッドとソーラー・パネルの接続部分を取り囲むように大量に設置され、エンジン、兵器、シールドに強力なパワーを提供した。TIE/sfはシールドと重火器に加えて重水素パワー・セルを組み込んだため大量の熱を放出したが、サイナー=ジェイマス社のエンジニアは実験段階のイオン流冷却装置をポッドの後部に取り付けることで排熱問題を解決した。[1]

また、TIE/sfは2基のイオン反応炉を予備電源として使用し、安定性を確保していた。操縦席後部に反応炉を1基設置していたTIE/foとは異なり、TIE/sfはポッドの両脇後部に1基ずつ設置していた。従来のTIEファイターと同様、この戦闘機も両翼のソーラー・パネルからエネルギーを充填することができ、機体の底部に高圧放射性ガス燃料タンクを備えていた。翼で集積されたエネルギーはパネル中央部のフェイズI変換機やフェイズII変換コイルを経て動力線へ流れ、エンジン付近の動力連結装置へ供給された。この戦闘機はTIEファイターとしては珍しくハイパードライブを搭載しており、母艦や基地から離れた場所でも作戦を遂行することができた。小型軽量化されたハイパードライブ・ユニットは右舷のイオン反応炉の真下に配置されていた。[1]

武装[]

「左のトグルはミサイル、キャノン、磁気パルスの切り替え。右の照準器で狙い、引き金を引くんだ」
「ややこしいな」
―ポー・ダメロンとFN-2187[出典]

TIE/sfの主砲はTIE/foと同じく機体前部に設置された2門のサイナー=ジェイマス・フリート・システムズ社製L-s9.6レーザー砲だったが、豊富な動力源のおかげで、より火力の高い兵器を複数搭載することができた。ポッドの底部にはサイナー=ジェイマス社製Lb-14二連重レーザー砲塔クワット・ドライブ・ヤードアラキッドST7震盪ミサイル磁気パルス弾を装填した弾頭発射装置が搭載され、360度の攻撃が可能だった。パイロットが全ての搭載兵器を操作することができたが、重レーザー砲塔は後部座席の砲手に任せるのが理想的とされていた。[1]

その他の特徴[]

TIE/sfは右翼の基部に長距離通信アンテナを装備し、左翼の基部に偏向シールド発生装置を備えていた。TIE/sfは重火器や燃料機器をいくつも搭載したことで標準的なTIEよりも大幅に重量が増しており、コマンド・ポッドと両翼を繋ぐ構造材を特殊な合金で補強していた。TIE/sfのパイロットは緊急事態が発生した時に射出座席で機体から脱出した。機体のほとんどは黒く塗装されていたが、ポッドの左側に特殊部隊を象徴する赤いマーキングが施されていた。[1]

歴史[]

First Order SF TIE Takodana

タコダナでレジスタンスと戦うTIE/sf

エンドアの戦いの30年後、ファースト・オーダーからの離反を決意したストームトルーパーFN-2187は、リサージェント級スター・デストロイヤーファイナライザー>に監禁されていたレジスタンスのエース・パイロットポー・ダメロンを解放し、TIEファイターを使った逃亡を持ちかけた。彼らはハンガー・ベイで2人乗りのTIE/sfに乗り込み、重レーザー砲で周囲のストームトルーパーやTIEファイター、司令センターを破壊した(FN-2187が戦闘機のレーザー砲を操作するのはこの時が初めてだった)。格納庫から飛び立ち、<ファイナライザー>のターボレーザーを破壊した後、2人は機内で互いに自己紹介し、ダメロンはFN-2187に“フィン”というニックネームを付けた。ダメロンはフィンの反対を押し切ってもといた惑星ジャクーへ戻ろうとしたが、TIE/sfはミサイルに被弾して制御を失い、惑星の砂漠へ墜落した。2人は墜落時に離れ離れになり、フィンは射出座席で機体から射出され、ダメロンは自力で脱出した。その後、TIE/sfの残骸はシンキング・フィールドの砂の中に飲み込まれた。[5]

その後、TIE/sfおよびTIE/fo戦闘機は惑星タコダナマズ・カナタ襲撃した。レジスタンスはルーク・スカイウォーカー地図を運ぶアストロメク・ドロイドBB-8を守るためポー・ダメロン率いるスターファイター隊をタコダナへ派遣し、TIEファイターを多数撃墜した。[5]

登場作品[]

Ejector seat TFA

TIE/sfの射出座席

参考資料[]

脚注[]

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