- 「TK-343から基地。聞こえるか?」
「移動しないとまずい。このジャングルには猛獣がいる」
「落ち着け。ラーカ・ハウンドが見回っている」
「こんな遠くまでは来ない。今すぐに――」 - ―TK-343とトルーパー[出典]
TK-343は帝国時代の初頭に銀河帝国に仕えたTKストームトルーパーである。18 BBY頃、TK-343の属すチームはニュー級攻撃輸送シャトルに乗って惑星ウェイランドのタンティス山へ旅した。しかし彼らのシャトルは大気圏を飛行中に雷に当たってしまい、セクター4のジャングルに墜落した。墜落地点は帝国の敷地外であり、TK-343はコムリンクで基地に連絡を取って助けを求めた。しかしその直後、TK-343と仲間たちはジャングルを徘徊する獣と遭遇し、命を落とした。
経歴[]
帝国時代の初頭、TK-343はTKストームトルーパーとして銀河帝国のストームトルーパー兵団に仕えた。18 BBY頃、TK-343はニュー級攻撃輸送シャトルの“シャトル135”に乗り込み、惑星ウェイランドへ旅した。このシャトルには操縦士である徴兵トルーパー・パイロットの他に、TK-343を含む3名のトルーパーが乗っていた。彼らの目的地は先端科学部門の拠点であるタンティス基地であり、パイロットは基地の通信センターに連絡を取って施設への最終アプローチを開始した。ところがシャトルは運悪く雷に当たってしまい、システムが制御不能に陥った。[1]
パイロットは船のパワーを復旧することができず、船倉で立ち乗りしているTK-343たちに警告を発した。その直後、彼らのニュー級シャトルはタンティス山の敷地の外に広がるジャングル地帯、セクター4に墜落した。TK-343とチームの仲間たちは墜落を生き延びて搭乗ランプから降り、パイロットもコックピットから地上へ飛び降りた。雷雨の中、TK-343はコムリンクを使って基地との通信を試みたが、仲間のトルーパーの1人はジャングルの獣を警戒し、早く移動すべきだと提案した。TK-343は帝国の番犬であるラーカ・ハウンドが見回っているから安全だと指摘したが、仲間のトルーパーは、自分たちのいる場所はパトロールの範囲外だと指摘した。[1]
その直後、TK-343と仲間たちはジャングルの中から響く猛獣の唸り声に気付き、DC-15Aブラスター・カービンを構えた。TK-343が再び基地に連絡を入れて応援を要請した直後、一行は獣の襲撃に遭った。その頃、基地の通信センターでは、ドクター・ロイス・ヘムロックが帝国軍兵器技術者たちから状況の説明を受けていた。通信機からブラスターの銃声やTK-343の叫び声が響く中、ヘムロックは救助隊を送る必要はないと技術者たちに告げ、敷地の外にいるならもう死んだも同然だと語り、通信を切断した。その後、見殺しにされたTK-343たちは猛獣の犠牲となった。[1]
装備[]
- 「TK-343から基地。応援を送ってくれ!」
- ―TK-343[出典]
TK-343は白いTKストームトルーパー・アーマーを身に着け、DC-15Aブラスター・カービンで武装し、コムリンクを携帯していた。[1]
制作の舞台裏[]
TK-343はアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』シーズン3第1話『囚人』で初登場を果たした。本作は2024年2月21日に動画配信サービス Disney+ で公開された。声優はジミ・シンプソン。シンプソンはドクター・ヘムロックの声優でもある。[1]