- 「工場の稼働率は50パーセントに達しました。10カ所の駐屯地に新兵を配置できます」
- ―TX-21[出典]
TX-21は独立星系連合のバトル・ドロイド軍団に所属した男性プログラムのTシリーズ軍事戦略分析及び戦術ドロイド。クローン戦争中、ジオノージアンのポグル・ザ・レッサー大公に仕えていた。
ジオノーシスで二度目の戦いが発生した時、TX-21はポグル大公が新設した主要ドロイド工場の生産活動を監督した。ジェダイが率いる共和国グランド・アーミーが工場を襲撃した際、TX-21はポグル大公に工場の稼働状況を伝え、完成したばかりのスーパー・タンクを実戦配備するよう進言した。光線シールドを搭載したスーパー・タンクは共和国軍の砲撃を寄せ付けず、アナキン・スカイウォーカーやルミナーラ・アンドゥリ将軍の部隊を押し返した。戦闘中、ポグルとTX-21はジェダイ・パダワンのバリス・オフィーとアソーカ・タノが工場の反応炉区画に忍び込んでいることに気付いた。TX-21はスーパー・タンクを1機引き連れてパダワンを追い詰め、彼女たちが用意していたサーマル・デトネーターを取り上げる。タノが手元に残っていたデトネーターをスーパー・タンクに投げつけた時、頑丈なタンクは爆発をものともしなかったが、その隣にいたTX-21は吹っ飛ばされてしまった。
経歴[]
- 「仕掛けられた爆弾を外し、2人を殺せ」
- ―TX-21[出典]
TX-21はバクトイド・コンバット・オートマタ社によって製造された男性プログラムのTシリーズ軍事戦略分析及び戦術ドロイドだった。彼はジオノージアンの分離主義勢力を率いるポグル・ザ・レッサー大公に仕え、主要ドロイド工場の監督者を務めていた。クローン戦争の序盤、銀河共和国がポグル大公の計画に感づいた時点で、ドロイド工場の稼働率はまだ50パーセントにも満たない状態だった。共和国グランド・アーミーがジオノーシス再征服作戦を開始し、第二次ジオノーシスの戦いが始まった時、ドロイド工場は駐屯地10カ所分のバトル・ドロイドを完成させ、光線シールドを搭載した新型兵器スーパー・タンクも導入間近に迫っていた。
ジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーとルミナーラ・アンドゥリが工場に向かって正面攻撃を仕掛けると、TX-21は工場付近のタワーに配置されたジオノージアン戦士にホログラム通信で連絡を取り、待ち伏せのタイミングを指示した。共和国のクローン・トルーパーは工場から現れた大量のバトル・ドロイドと、タワーから出てきたジオノージアン戦士によって挟み撃ちになった。その頃、ジェダイ・パダワンのバリス・オフィーとアソーカ・タノがジオノージアン・カタコンベを通って工場の内部に潜入していた。反応炉に侵入者がいると報告を受けた時、TX-21はそんなことはありえないと反論したが、ポグルの命令で迎撃に向かう。彼はポグルと共にスーパー・タンクやジオノージアンの部隊を率い、反応炉爆破の準備をしていた2人のパダワンを追い詰めた。パダワンがスーパー・タンクと戦う間、TX-21はジオノージアンの戦士に命じて反応炉に設置されたサーマル・デトネーターを全て取りはずさせた。
ポグルが反応炉制御室から去った後、TX-21は1人で戦いを指揮した。タノは残っていたサーマル・デトネーターを投げつけ、分離主義勢力の新型兵器を破壊しようとした。TX-21はデトネーターでタンクを破壊することは不可能だと嘲笑ったが、タンクのすぐ隣に立っていたため爆風で吹っ飛ばされてしまった。その後、オフィーとタノはスーパー・タンクを乗っ取り、反応炉の破壊に使用した。
個性と特徴[]
- 「ハ、ハ、ハ、ハ。馬鹿め。スーパー・タンクに武器は通じない―」
- ―TX-21の最期の言葉[出典]
ポグル・ザ・レッサーに仕えたTX-21は、工場の進捗状況を監督・報告する役目を任されていた。TX-21はバトル・ドロイドだけでなく、生きたジオノージアンの兵士にも司令を出せる立場にあった。TX-21はドロイド工場で開発された新型兵器スーパー・タンクに大きな信頼を寄せており、アソーカ・タノがタンクにデトネーターを投げつけた時も、彼女の浅はかさを嘲笑った。しかし、TX-21はデトネーターが自分に及ぼす危険に全く気付いていなかった。