TZ-33はクローン戦争期に独立星系連合のドロイド軍に仕えたTシリーズ軍事戦略分析及び戦術ドロイドの識別番号。惑星フェルーシアの分離主義勢力前哨基地に配属され、グリーヴァス将軍が送り込んだ増援部隊の指揮を執った。ジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーやプロ・クーン、パダワン・アソーカ・タノが前哨基地を襲撃した時、TZ-33は防衛を試みたがあえなく失敗し、スカイウォーカーに破壊された。
経歴[]
Tシリーズ軍事戦略分析及び戦術ドロイドのTZ-33はバクトイド・コンバット・オートマタ社によって製造され、独立星系連合のバトル・ドロイド軍団に加わった。クローン戦争中、TZ-33は銀河共和国との戦いでドロイドの兵士を指揮し、共和国と連合軍の長期戦が続く惑星フェルーシアの分離主義勢力前哨基地に配属された。ジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーやパダワン・アソーカ・タノが共和国グランド・アーミーの戦車部隊を率いてフェルーシアにやって来たことを知ったグリーヴァス将軍は、フェルーシア星系の支配権を維持するため、TZ-33の前哨基地に増援部隊を満載したC-9979着陸船を回した。

TZ-33の最期
TZ-33が増援部隊の配備を監督していた時、ジェダイと共和国地上部隊は既に前哨基地の周辺まで迫っていた。ジェダイとクローン・トルーパーは3つの部隊に分かれて前哨基地を取り囲み、全地形対応戦術攻撃兵器のマス=ドライバー砲を合図に奇襲作戦を開始した。前哨基地のドロイドはAT-TEが近くの峰に現れたことに気づいたが、防衛手段を講じる暇もなく砲撃が始まり、基地は爆炎に包まれた。TZ-33は遠距離砲撃に対処するためB1バトル・ドロイドやDSD1ドワーフ・スパイダー・ドロイドを正面ゲートから送り出したが、スカイウォーカー将軍率いるクローン部隊が彼らを待ち伏せし、前哨基地内になだれ込んだ。また、ジェダイ・マスター・プロ・クーン率いる第2隊、コマンダー・タノ率いる第3隊はそれぞれジェットパックとアセンション・ケーブルを用いて基地の防壁を乗り越え、スカイウォーカー隊に加勢した。前哨基地はあっという間に制圧され、TZ-33もボディガードのBXシリーズ・ドロイド・コマンドーを失い、スカイウォーカーのライトセーバーで真っ二つに切断された。
特徴[]
TZ-33は男性プログラムのTシリーズ・タクティカル・ドロイドで、頭部のセンサーは白く発光し、ボディは黄色と白で塗装されていた。フェルーシアの前哨基地を指揮していた時、TZ-33は武器を1つも携帯しておらず、スカイウォーカーにあっけなく切り倒されてしまった。
登場作品[]
クローン・ウォーズ – 囚われのパダワン パート1 (初登場)