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「ジャワ・ジュース飲まれます?」
「ああ、いただこう。どうも」
―WA-7ユニットのFLOオビ=ワン・ケノービ[出典]

WA-7ウェイトレス・ドロイド(WA-7 waitress droid)はゴーコープ社ユーティリテック社が共同開発したサービス・ドロイドである。ジャイロ=バランス・システムにより一輪の脚で軽やかに移動することができるWA-7ドロイドは、主にウェイトレスとして銀河系各地で使用された。WA-7のクラシカルな外見は一過性の流行をもとにデザインされており、頭のヒレや金属のスカートなど、不要な装飾が多くとりつけられていた。しかし設計自体が非常に優れていたため、銀河社会において長く活躍し続けていた。

銀河共和国時代末期、デクスター・ジェットスターが経営するコルサントレストランデックス・ダイナーFLOという名前のWA-7ユニットが働いていた。FLOは人間のウェイトレスであるハーマイオニー・バグワにライバル心を抱き、しばしば火花を散らしていた。またクローン戦争期には、WA-7ユニットのマーウィゴーストーバープロップ・ドリブルでウェイトレスを務めていた。この場所は治安が良くなかったため、マーウィゴーの送信機には警察に連絡を取るための緊急チャンネルが登録されていた。帝国時代以降も、WA-7はシーアコンモン・カラフェリオンなど、銀河系各地の施設で使用され、冷戦の時代も現役だった。

特徴

「マーウィゴー、警察を呼べ!」
―WA-7ドロイドのマーウィゴーに対し、ラウボ[出典]

WA-7ユニットの頭部

WA-7ウェイトレスドロイドは全高1.7メートル[3]サービス・ドロイドである。第3級に分類される。[2] 全体的な外見はヒューマノイド型だが、は1つしかなく、ホイールを使って移動した。[4] WA-7はスタイルの良い美しいボディを持ち、ジャイロ=バランス機能や[1] 脚の左右のリパルサースタビライザーのおかげで[5]、仕事場を軽やかに、かつ安全に動き回ることができた。彼女たちは性能の良いユニ(一輪)ホイールで直立し、常に姿勢を保ちながら、トレイの上にあるものをこぼすことなく、きびきびと加速・減速できた。このホイールは素早い加速で最高時速120キロメートルを出すことができたが、安全面を考慮し、連絡係として働くときでも全速力を出すことはほぼなかった。またWA-7はホイールで直立するため床との接地面積が少なく、客がよほど乱暴に振る舞いさえしなければ、客の足をうっかり踏みつけるようなことはしなかった。[1]

WA-7の顔面には大きな丸いフォトレセプターが2つ配置されていた。穏やかで優しい黄の光を帯びたこの“”は、一度訪れた客の顔を記憶し、名前や注文の好み、容姿の特徴といったデータをファイリングして記憶した。そのため常連客はドロイドが自分を歓迎しているように感じ、ドロイドが勤務するレストランに足繁く通うこととなった。WA-7ユニットのボキャブレーターは顎の部分にあり、生真面目だが、親しみやすい声で客と会話するようプログラムされていた。客と冗談を交わすことができ、特に好みを把握している常連客とのやり取りは容易だった。WA-7はウェイトレスにとってシンプルだが重要な、注文をキッチンに伝える送信機を[1] 胴体部分に[5] 装備していた。この送信機の有効範囲は店の大きさに合わせて設定された。WA-7の個体は、製品コードやユニット・コード以外にニックネームがあり、左胸に付属している光るネーム・タグで、客が馴染みのウェイトレスを簡単に見分けられるようになっていた。WA-7のデザインは当時の流行に影響されており、頭部のヒレや、金属のスカートなど、不要な装飾が見受けられた。[1]

用途

店内を移動するWA-7ユニット

WA-7ウェイトレス・ドロイドはサービス・ユニットとして設計されていたが、ウェイトレス・ドロイドとして使用されることがほとんどだった。このドロイドは実用性が極めて高く、銀河系各地で仕事をこなしていた。中には、時代の移り変わりに伴って仕事を変えるWA-7ユニットもいた。WA-7は混雑した人混みの中を通り抜けることが得意なため、有能な連絡係になることもできたのである。[1]

歴史

製造

WA-7ウェイトレス・ドロイドはゴーコープ社ユーティリテック社の共同開発によって誕生した。このドロイドは一過性の流行に基づいてデザインされていたが、設計がよくできていたため、銀河系社会で長きにわたって使用される人気商品となった。[1] WA-7ユニットは、銀河共和国時代末期の時点ですでにアンティークのドロイドだった。[5] ゴーコープ社は本来リパルサークラフト製造を専門とする企業だが、自社の製品である静かで信頼性に優れた駆動システムを、ユーティリテック社のサービス・ドロイドに進んで提供していた。WA-7ドロイドが人気商品となると、ゴーコープ社とユーティリテック社はこのドロイドのユニ=ホイール式駆動システムと基本フレームをROシリーズ保育及び乳母ドロイドでも採用し、新たな傑作を生み出した。[6]

共和国時代

WA-7ユニットのFLO

22 BBY以前、惑星オード・マンテルにあるカンティーナでWA-7ウェイトレス・ドロイドが使用されていた。父親から賞金をかけられているトワイレックの家出娘がファリーンの愛人グリフとカンティーナで待ち合わせた時も、このWA-7ユニットはカウンターの中で働いていた。間もなく、家出娘は賞金稼ぎジャンゴ・フェットニールダリンティヴァーらによって捕獲された。[7]

共和国時代の末期、WA-7ウェイトレス・ドロイドのFLO[8]、別名“ワンダ”[5]惑星コルサントココ・タウンにあるデクスターズ・ダイナーで働いていた。生意気なウェイトレス・ドロイドであるFLOは、常連客が偉そうな態度で自分の回路に負荷をかけたり、スペシャル・メニューを復唱させようとしてこない限りは、彼らに親切に接客をしていた。[8] FLOは自分が店主のデクスター・ジェットスターと同格だと思っており、人間のウェイトレス、ハーマイオニー・バグワに対してライバル心を燃やしていた。デクスターはこの状況を快く思ってはいなかったが、ウェイトレスたちが衝突する姿は、ダイナーの客のお楽しみとなっていた。[1] 22 BBY[9]、FLOはデクスターに会うためダイナーを訪れたジェダイ・ナイトオビ=ワン・ケノービを接客し、ジャワ・ジュースを飲むかと声をかけた。[4]

またクローン戦争期にはマーウィゴーという名のWA-7ユニットがストーバー宇宙港にある食堂プロップ・ドリブルで人間のサシーと一緒にウェイトレスを務めていた。[10] ストーバー宇宙港は決して治安がいい場所ではなかったため、マーウィゴーの送信機には最寄りの警察署に助けを呼ぶためのプライベートな緊急チャンネルが登録されていた。[1] 20 BBY[9]ダソミリアンザブラクサヴァージ・オプレスがプロップ・ドリブルに来店した時も、マーウィゴーは店内で働いていた。オプレスがサシーの首を締めた際、マーウィゴーはシェフラウボに命じられ、警察に通報した。[10]

帝国時代以降

ギルロイ・プラザ・ダイナーのWA-7

帝国時代、コルサントのギルロイ・プラザ・ダイナーでWA-7ウェイトレス・ドロイドが使用されていた。ハイヤー・スカイズ権利擁護団体の職員として働いていた頃、アリンダ・プライスはギルロイ・プラザ・ダイナーで帝国宇宙軍ミスローニュルオド(スローン)中佐と密会した。プライスは自分を脅迫しているモフガディを失脚させるため、ガディがドゥーニウム鉱山で不正な利益を上げている証拠をスローンに提供しようと考えていたのである。プライスがパントランに変装したスローンとダイナーで対面した時、WA-7ユニットが店内で飲み物を運んでいた。[11]

帝国時代、デリア・レイトン宇宙船兼酒場である1550-LEXヨットミス・フォーチュン>がハット・スペースの惑星シーアコンで営業していた頃、ボビーという名の古いWA-7ウェイトレス・ドロイドがこの店で働いていた。0 ABY密輸業者ハン・ソロチューバッカが<ミス・フォーチュン>を訪れた日も、ボビーは店内で接客をしていた。反乱同盟カルアン・イーマットを探していたハンがレイトンから情報を聞き出そうとしていた時、ボビーは他の客からジュリ・ジュース2杯、インカンデセント1杯、そしてボスト1瓶の注文が入ったことをレイトンに伝えた。レイトンがハンと会話しながら注文に応じると、ボビーはトレーを受け取って客のもとへ運んでいった。ハンとチューバッカが去り、今度は賞金稼ぎキャプティヴェイタークルーが来店した時、ボビーは注文を尋ねたが無視された。[12]

銃撃戦に巻き込まれたフェリオンのWA-7

1 ABY頃、惑星モン・カラオペラ・ハウス、モンカラドロームで紫色のWA-7ユニットが給仕係として使用されていた。この年、反乱軍のレイア・オーガナたちは、ストロキル=プライムリー=チャー救出する際に帝国要人の生体認識システムが必要だったため、モンカラドロームに出席予定だったモフ・タン・フビを誘拐した。レイアは変身種族クローダイトタンガ・アーパジオンをフビに変装させ、拉致した本物の代わりに、モンカラドロームに出席させた。オペラの休憩時間、フビに扮したアーパジオンはシュー=トラントリオス女王に勧められてWA-7ユニットからクリスプ・インフェルノ・ウィードを受け取り、にした。かつて本物のフビはインフェルノ・ウィードを勧められた時に吐き出したため、モン・カラマリアーチャ摂政は“フビ”の食の好みの変化に驚いた。アーパジオンはWA-7から第二幕の開始を告げられ、アーチャやトリオスの後に続いて再び観劇に戻った。[13]

冷戦の時代、インナー・リムの惑星フェリオンにあるストームセーラー・レースの観戦施設でWA-7ユニットが使用されていた。レジスタンスパイロットポー・ダメロンジャーナリストスラリンダ・ジェイヴォスがこの施設で再会した時も、WA-7が店内で給仕を行っていた。ダメロンはWA-7に事前に飲み物を注文しており、ジェイヴォスとともに席についた。しかし次の瞬間、3人のエイリアンが姿を現し、2人に向かってブラスター撃ち始めた。流れ弾の1発はWA-7が持っているトレーの上の飲み物に命中し、このドロイドを驚かせた。ジェイヴォスはダメロンを連れて店から逃げ出したが、実はこの3人を雇ったのはジェイヴォス自身だった。ジャーナリストとしてレジスタンスの秘密基地を見つけ出したかった彼女は、フェリオンの保安部隊が出動しないよう事前に買収した上で、自分がファースト・オーダーに命を狙われているよう見せかけ、ダメロンと行動をともにしようとしていたのである。[14]

制作の舞台裏

2015年に発売されたグレッグ・ルーカによるジュニアノベル『おれたちの船って最高だぜ! ハン・ソロとチューバッカの冒険』にはボビーという名のWA-7ドロイドが登場するが、翻訳版では登場シーンがすべてカットされている。[12]

登場作品

参考資料

脚注

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