YT-1210輸送船(YT-1210 transport)はコレリアン・エンジニアリング社が製造したYTシリーズのスターシップである。YT-1200とはスラスターの数が違う以外、ほとんど同一の機体だった。のちにYT-1300が発売されたこともあって大量の在庫が余り、この在庫を改造してYT-1250がリリースされた。
特徴[]
コレリアン・エンジニアリング社(CEC)が製造したYT-1210輸送船はYT-1200輸送船とほとんど同一の機体で、違うのはスラスターの数だった。コックピットが船体中央にあったYT-1000型とは異なり、YT-1210は側部にコックピットを搭載し、長いセンサー搭載ブームを船体前部に備え、改良や追加用オプションを取り付けることができるアタッチメント・ポイントが計10基あった。[1]
歴史[]
YT-1000輸送船を発売した後、コレリアン・エンジニアリング社はYT-1200とYT-1210軽貨物船を続けてリリースした。CECはYTシリーズにモジュラー・オプションを加えるという工夫をしたものの、コックピットが側部に移動した以外にYT-1000からの劇的な改良点はみられなかった。しかも顧客が新型のYT-1300軽貨物船を好んだため、CECは売れ残ったYT-1200とYT-1210の在庫を大量に抱え込むことになった。彼らはこの在庫から儲けを出そうと、残った機体をアップグレードして強力なエンジン、武器、防衛シールドの基本セットを取りつけ、“新発売”のYT-1250輸送船としてリリースした。[1]
制作の舞台裏[]
正史メディアにおいて、YT-1210輸送船は2018年発売の設定資料集『YT-1300 ミレニアム・ファルコン オーナーズ・ワークショップ・マニュアル』で初めて紹介された。本作はレジェンズの書籍『スター・ウォーズ: ミレニアム・ファルコン メカニック・マニュアル』の正史バージョンの増補改訂版である。