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この記事のタイトルは正式名称ではありません。

正式名称が不明のため、記事名に仮のタイトルが使われています。

「先祖たちは何世代にもわたり、ジェダイと雄々しく戦ってきた。しかしその女によってマンダロリアンの名が汚された。女を守ってみろ、できるものならな」
オビ=ワン・ケノービに対し、プレ・ヴィズラ[出典]

クローン戦争中の21 BBYジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービデス・ウォッチマンダロリアン戦士衛星コンコーディア戦闘を繰り広げた。当時、マンダロリアンの過激派であるデス・ウォッチは、コンコーディアの総督を務めるプレ・ヴィズラの指揮下で密かに復活を遂げ、平和主義者の新マンダロリアン政権からマンダロアを奪還すべく、戦いを準備を進めていた。またヴィズラは独立星系連合指導者であるドゥークー伯爵とも手を組んでいた。マンダロアの実情調査にやってきたオビ=ワンは、新マンダロリアンを率いるサティーン・クライズ女公爵と面会し、彼女と一緒に外交任務という名目でコンコーディアを訪れた。

オビ=ワンはコンコーディアの鉱業施設がデス・ウォッチの拠点になっていることを突き止めたが、そこでマンダロリアン戦士の待ち伏せに遭い、拘束された。クライズの助けを借りてなんとか自由になったオビ=ワンは、デス・ウォッチ戦士数名との銃撃戦を生き延びたが、マンダロリアン・アーマーに身を包んだヴィズラが2人の前に姿を現した。ヴィズラは自分の正体と真の目的を明かし、祖先から受け継いだダークセーバーでオビ=ワンとの対決に臨んだ。しかしヴィズラはオビ=ワンに圧倒され、部下たちに命じてジェダイを始末しようとしたが、これも失敗に終わった。無事にマンダロアに戻ったオビ=ワンとクライズは、マンダロアが独立星系連合と手を組んでいるという噂を銀河元老院で否定するため、<コロネット>でコルサントへ出発した。

背景

中立の惑星

「マンダロアは共和国に敵対する気など無い。サティーン女公爵はご自身の命よりも平和を重んじておられる」
アルメク首相[出典]
Epguide212

新マンダロリアンの指導者、サティーン・クライズ

クローン戦争以前、惑星マンダロアでは何世紀も争いが続いていたが、やがて内戦に終止符が打たれると、平和主義政府の“新マンダロリアン”が台頭した。戦士の生き残りは衛星コンコーディアへ追放され、マンダロアの平和の時代が始まった。サティーン・クライズ女公爵アルメク首相によって率いられた新マンダロリアン政府は、銀河共和国独立星系連合のあいだにクローン戦争が勃発した後も、マンダロアの中立を維持した。[1] また、クライズは中立維持を希望する1,500以上も星系によって構成される中立星系評議会の指導者を務めた。[2]

しかし、コンコーディアの総督を務めるプレ・ヴィズラは、デス・ウォッチと呼ばれるマンダロリアンの過激派閥を密かに指揮し、マンダロアにかつての戦士文化の伝統を取り戻す機会を虎視眈々と狙っていた。ヴィズラは表向きにはクライズの理解者を演じながら、裏では独立星系連合の国家主席であるドゥークー伯爵とも手を結び、戦いの準備を進めていた。ドゥークーは、中立状態のマンダロアに対して銀河共和国が内政干渉するよう仕向ければ、新マンダロリアン政権の信頼が揺らぎ、デス・ウォッチが台頭するチャンスが生まれるとヴィズラに助言していた。[1]

コンコーディアの調査

「サティーンの噂を聞いて来られたのですな。彼女がマンダロアを率いて分離主義者と手を組んだなど、冗談もいいところだ」
「真実を探るのが私の唯一の任務です」
―クライズの味方を演じるヴィズラと、オビ=ワン・ケノービ[出典]
Vizsla welcomes Satine

コンコーディアの総督、プレ・ヴィズラ

21 BBY[3]デス・ウォッチの工作員が独立星系連合のために共和国のクルーザー攻撃し、自決する事件が起きた。この事件を受け、ジェダイ最高評議会はマンダロアが分離主義者のために軍隊を準備しているという噂の真偽を確かめるべく、ジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービを現地へ派遣した。オビ=ワンは首都サンダーリでクライズ女公爵やアルメク首相と面談したが、2人とも事件の情報に衝撃を受けるばかりで、マンダロアの関与を否定した。特にクライズは、オビ=ワンがジェダイ・オーダーの命令でやってきたにも関わらず、銀河元老院がマンダロアの内政に干渉するため陰謀を仕組んでいるのではないかと疑った。[1]

その後、オビ=ワンとクライズはサンダーリの平和公園にある記念館で、デス・ウォッチのメンバーによる爆破テロに遭遇した。オビ=ワンは現場から逃げようとした実行犯を追いかけたが、追い詰められた男は、建物から飛び降りて自ら命を絶った。男がコンコーディアの方言を使っていたことから、オビ=ワンとクライズは遺体を故郷へ送り届けるついでに、コンコーディアを調査することに決めた。ヴィズラ総督と対面し、クライズがディナーの席で時間を稼いでいるあいだに、オビ=ワンは既に放棄されたというコンコーディアの鉱業施設を調査した。彼の懸念は的中し、施設はデス・ウォッチの軍事工場として再稼働されていた。[1]

戦闘

鉱業施設

「機械を作動しろ。不慮の事故でジェダイがくたばる時間だ」
―デス・ウォッチのメンバー[出典]
Jetpackassemblyline

製造ラインに並んだジェットパック

オビ=ワンはデス・ウォッチのアジトとして使われている鉱業施設に侵入し、内部を調査した。彼は工場が今も使われていることに気づき、ラインに並べられた[1] JT-12ジェットパック[4] やマンダロリアンのヘルメットを発見した。次の瞬間、ヘルメットに気を取られていたオビ=ワンはデス・ウォッチのメンバーによる奇襲を受ける。オビ=ワンは[1] ウェスター35ブラスター・ピストル[5] の銃撃をヘルメットで防御したものの、タックルを受けて床に倒された。彼が立ち上がってライトセーバーを起動したとき、すでにマンダロリアンの兵士は物陰に姿を消していた。[1]

オビ=ワンは周囲を警戒しつつ、自分はマンダロアのクライズ女公爵の庇護下にあると呼びかけた。すると2人目のデス・ウォッチ兵士が背後から現れ、女公爵の権威など認めないと言いながら襲いかかった。オビ=ワンはブラスターの弾丸を2発ライトセーバーで偏向し、敵の手からピストルを蹴り落とした。しかし隠れていたもう1人の銃撃でオビ=ワンもライトセーバーを落としてしまい、格闘戦を強いられることになった。オビ=ワンは最初の敵の頭に何発かパンチを入れたが、すぐにもう1人の敵が駆けつけ、両の動きを封じられてしまった。2人の敵に同時に殴り飛ばされて床に倒れたオビ=ワンは、起き上がったところに蹴りを入れられ、気を失った。[1]

ObiWan strung up

粉砕機に吊るされたオビ=ワン

2人のデス・ウォッチ戦士はオビ=ワンのライトセーバーを取り上げ、彼を岩粉砕用の機械に逆さ吊りにした。その後、彼らはヴィズラの命令で他にもジェダイがいないか周辺の捜索を行った。意識を取り戻したオビ=ワンは、プレ・ヴィズラと会食中のクライズにイヤー=コムリンクで連絡を取り、自身の窮状を知らせた。クライズはマンダロアの中立性に関する話題を切り上げ、体調が悪くなったと嘘をついてヴィズラの邸宅を後にした。彼女はコムリンクに内蔵された発信機を頼りに、スピーダー・バイクでオビ=ワンのいる鉱業施設を目指した。[1]

捜索を終えて持ち場に戻った2人のデス・ウォッチ戦士は、事故に見せかけてオビ=ワンを殺すため、粉砕機を作動させた。しかし、2人はクライズが鉱業施設の入り口で鳴らした偽の警報につられて持ち場を離れ、彼女の侵入を許してしまった。オビ=ワンが1つ目の粉砕機に潰される直前、クライズはなんとか制御パネルの操作方法を見つけ、機械を止めることに成功した。再び施設内に戻ってきたデス・ウォッチのメンバーは、クライズを見つけて押さえつけた。しかし彼女は近くにあった金属の容器を2つ目の粉砕機の歯車に蹴り込み、オビ=ワンの窮地を救った。自由になったオビ=ワンは粉砕機から飛び出した勢いでマンダロリアンを1人蹴り飛ばし、クライズを押さえつけていた残りの戦士を壁へ投げ飛ばして気絶させた。[1]

銃撃戦

「平和を誓った男のわりには、人を傷つけるのが平気なようですね」
「非暴力を誓われた女性にしては、私が殺されかけてるのを見ても平静ですな」
―サティーン・クライズとオビ=ワン・ケノービ[出典]
Satine TMP

クライズはオビ=ワンの命を救った

オビ=ワンとクライズは近くにあったエレベーターに乗り込んだが、地上の階層に出てしまい、ドアが開くなりデス・ウォッチの見張りと出くわしてしまった。オビ=ワンは見張りを殴り倒したが、近くにいた3名のマンダロリアンがジェダイの存在に気づいた。オビ=ワンはエレベーターのスイッチを押したが間に合わないと気づき、銃撃を避けるため近くの物陰に隠れた。その直後、エレベーターは銃撃で破壊され、オビ=ワンたちの退路は断たれた。デス・ウォッチの戦士が次々と集まる中、ライトセーバーが敵に奪われたままであることに気づいたオビ=ワンは、やむを得ず先ほど倒した見張りのブラスター・ピストルをフォースで拾い上げて戦うことになった。[1]

オビ=ワンはジェットパックを使って飛翔した3人のマンダロリアンのうち1人を、ブラスターの狙撃で撃ち落とすことに成功した。残る2人を撃退するため、オビ=ワンは見張りのマンダロリアンのジェットパックを外して空中に放り投げ、ブラスターで撃ち抜いて即席の爆弾にした。1人は爆風でふっ飛ばされたが、もう1人のマンダロリアンは煙の中から再び姿を現し、オビ=ワンに掴みかかった。マンダロリアン兵士はブラスターを落として倒れたオビ=ワンにとどめを刺そうとしたが、クライズが兵士のヘルメットに石を投げつけ、注意を逸した。マンダロリアンがクライズに向かって射撃を始めたすきに、オビ=ワンはこの兵士の両足を蹴って倒し、続けざまに胸をキックしてノックアウトした。[1]

オビ=ワン vs ヴィズラ

「このライトセーバーは旧共和国が滅びた際に我が先祖がジェダイ・テンプルから盗んだ物だ。それ以来、多くのジェダイの命をこの刃で奪ってきた。お前もその仲間に加わるのだ!」
―プレ・ヴィズラ[出典]

登場エピソード

参考資料

脚注

クローン戦争
銀河系のタイムライン
前:分離主義危機次:ジェダイの大粛清 · 初期反乱運動
クローン戦争の戦い
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19 BBY
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