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「日が昇った。狩りの時間だ!」
―ガーナック[出典]

トランドーシャン(Trandoshan)、別名トドーショック(T'doshok)は惑星トランドーシャに起源を持つ2足歩行の爬虫類ヒューマノイド知覚種族。うろこに覆われた巨体を持ち、鋭い牙と爪を備えていた。トランドーシャンは優れたハンターとして知られ、狩猟が通過儀礼になっていた。クローン戦争期、ガーナックという名のトランドーシャンは衛星ワスカーで狩猟ゲームを催し、ジェダイパダワンを殺すことで息子のダーを一人前に成長させようとした。また、クローン戦争や銀河内戦期に活躍し、銀河系でも指折りの賞金稼ぎとして知られたボスクもトランドーシャンだった。彼は様々な顧客から仕事を請け負い、時には銀河帝国の依頼を遂行した。

生態と特徴

トランドーシャンは滑らかなうろこに覆われた爬虫類のヒューマノイド知覚種族である。トランドーシャンの体格は長身や痩躯、小柄、小太りなど、個体によってさまざまだった。トランドーシャンは一般的に力持ちで、2本の腕は細長く、4本の指には鋭い爪が生えていた。トランドーシャンは2つの目を持ち、大きな口の中には鋭い歯が並んでいた。トランドーシャンの足は3本指で、靴などを履かず裸足のまま歩く者が多かった。皮膚のは個体によって大きく異なり、緑、赤、オレンジ、茶色、黄色などがあった。スマッグをはじめとする一部のトランドーシャンは顔に赤いストライプが入った赤茶色の肌をしていた。他にも、皮膚が迷彩のようなまだら模様になっている者や、頭頂部のとさかだけ色が違う者もいた。

歴史

トランドーシャンは惑星トランドーシャ出身で、狩猟に強い嗜好を持っていた。トランドーシャンは銀河共和国時代末期には既に銀河系コミュニティへの仲間入りを果たしており、トランドーシャのワスカーを支配していた。トランドーシャンのビッグ・ゲーム・ハンターガーナック率いるギルドはワスカーの第4アイランドをはじめとする島々を狩猟区域として利用し、ユブリキアン浮遊要塞を拠点に狩りを楽しんでいた。ガーナックの手下たちは知的生物を拉致するため他の星へ出向き、囚人をトランドーシャン奴隷船に乗せてワスカーへ運んだ。囚人は残酷な狩猟ゲームの獲物となり、無慈悲なハンターたちによって容赦なく狩り出された。クローン戦争中、ジェダイ訓練生カリファオ=メアジンクスがトランドーシャンに捕まり、ワスカーへ運ばれた。彼らは島内に隠れ家を作り、他の捕虜よりも長くハンターから逃げ続けた。その後、ジェダイパダワンアソーカ・タノが惑星フェルーシアでハンターのロ=ターレンに捕まり、ワスカーの囚人に加わった。

4人の若きジェダイはワスカーから脱出するためトランドーシャンのハンターに抵抗した。ガーナックの息子、ダーはジェダイ候補生を殺して名を挙げようとしたが、タノとの対決に敗れて命を落とした。ガーナックの報復でカリファを失った後、残された3人のジェダイは新しい捕虜を運んできた奴隷船を襲撃し、ウーキーチューバッカを味方につけた。チューバッカは墜落した奴隷船から回収した部品を使ってトランスミッターを作成し、ウーキーの将軍ターフルに助けを求めた。ターフルはザブラク賞金稼ぎスギセリパスを雇ってSS-54アサルト・シップヘイロー>でワスカーへ急行し、チューバッカとジェダイをトランドーシャンから解放した。ガーナックはタノとの戦いで命を落とし、狩猟ギルドは崩壊した。

トランドーシャンの賞金稼ぎボスクはクローン戦争期からさまざまな仕事を遂行していた。彼は若きボバ・フェットボディガードも務め、戦争終盤にはチームを組んで活動した。やがてボスクは銀河系で最も恐れられる賞金稼ぎの1人となった。帝国時代、ボスクはアウター・リム・テリトリーの惑星ロザルを訪れ、ダグの犯罪者グロンソン・タカーロの首に懸かった賞金を狙った。彼はフォース感応力を持つ人間の少年エズラ・ブリッジャーとタッグを組み、帝国保安局将校ジェンクス中尉の不正行為を暴く。

銀河系におけるトランドーシャン

「奴らはトランドーシャンだ。俺たちをどこかで降ろして狩り立てる気だ」
カット・モル[出典]
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廃品回収船の船長、ガー・ナクト

一部のトランドーシャンは故郷を離れ、狩猟以外の仕事で生計を立てた。その1人、<ヴァルチャーズ・クロー>の船長ガー・ナクトはクローン戦争中にスカヴェンジャー(廃品回収業者)として活動した。彼は独立星系連合から仕事を請け負い、銀河共和国の廃船から有益なデータやスクラップを回収していた。ナクトは共和国のスターファイターからアストロメク・ドロイドR2-D2を回収したが、ジェダイ・ナイトアナキン・スカイウォーカーに奪還されてしまい、連合軍のグリーヴァス将軍に処刑された。

ボスクは賞金稼ぎの仕事で銀河系各地の星を訪れた。クローン戦争の初期、彼はオーラ・シングキャスタスと組み、ジェダイ・マスターメイス・ウィンドゥの命を狙う若きボバ・フェットの敵討ちを手伝った。共和国軍を相手に人質事件を起こした後、ボスクとフェットはジェダイに捕まり、コルサントにある拘留センターに収監された。のちに2人は脱獄して賞金稼ぎの仕事を再開し、C-21ハイシンガーデンガーラッツ・ラジィアサージ・ヴェントレスと組んでベルーガン政府からの依頼を引き受けた。彼らはこの仕事でケイジ種族の戦士と戦ったが、ボスクは途中で任務から脱落してしまった。銀河内戦中、ボスクはシス卿ダース・ヴェイダーから<ミレニアム・ファルコン>の追跡を依頼されたが、かつての仲間ボバ・フェットに獲物を取られてしまった。

クローン戦争期、共和国の首都惑星コルサントにはナック・ムーヴァスという名のトランドーシャンの殺し屋が住んでいた。彼は裏社会で名の知れた人物だったが、闇のルートで流れて来たライトセーバーを購入した後、ガールフレンドのアイオニ・マーシーに殺されてしまった。

登場エピソード

参考資料

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